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商品写真/ステアリング

  • 亘 近藤
  • 8月13日
  • 読了時間: 2分

純正エアバッグ対応ステアリングの高級ブランド「REAL(レアル)」から、トヨタのトラック系車種、コースター、カムロード、ダイナ、トヨエース用ステアリングが発売開始されました。



特にカムロードは今話題のキャンピングカーベース車として絶大な人気を誇る車種ですね。キャンピングカーはかなり高額で車室内は豪華なのに、純正ステアリングはと言えばウレタンベースのトラック然としたチープ感あふれるものがほとんど。



それをレアルに変えれば見た目も握り感も大幅に満足感が高まります。

↓商品詳細


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商品写真の撮影を担当しました。

レアルステアリングの商品写真撮影は2012年くらいから担当させてもらっています。

もう10年以上ですね。



最初の頃は撮り方を、それはもういろいろ試行錯誤しました。

10年弱前にこれでいこうという撮り方が決まって、それからずっとほぼ同じ撮り方をしています。



例えば正面写真のカメラ設定のF値(絞り)について

(かなり専門的な話です)

商品写真は商品のディテールをしっかり見せるために隅から隅までピントが合った状態にするのが定石。

F値で言うと大きめの数値にするのが基本です。



ですが、ステアリングを真正面から撮る場合は被写体の奥行きがほとんどなく平面的になってしまうのでF値を解放にしても最も絞った状態にしても被写体全体がピントの合った状態になります。ほぼ変わりません。

これは実験しました。



背景はF値の小さい方がボケて、大きい方だとボケないのですが、背景紙はホワイトペーパーなのでボケ具合はほとんどわからないし、そもそも商品の部分だけを後に切り抜くので背景の具合はまったく関係なし。



ではF値をいくつにするか?

実はF値が解放に近いほど、または最も絞った方に近いほどシャープネス(はっきり感)が悪くなるのです。

理屈的には、使うレンズの解放F値から最も絞ったF値のちょうど中間あたりが最もシャープネスが優れるのです。



私の使っているレンズはCANON RF24-105mm F4 L IS USM で、F値はF4〜F22なんですね。

するとちょうど中間がF9かF10になります。

なので私はレアルステアリングの正面写真を撮影するときのF値はF9で撮影しています。



カメラに詳しい人しかわからない話でした…(^^;)


 
 
 

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